2020年楽曲10選

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はじめに

もう 2021 年になってしまいましたが、2020 年リリースの楽曲から好きな曲を 10 曲選びました。オタクなので広義アニソンのみです。簡単なコメントしかつけていませんが、良かったら読んでね。

Apple Music のプレイリストにすることを考えて、曲順にもこだわりました。

1. キミのラプソディー

タイトル キミのラプソディー
アーティスト Mashumairesh!!
作詞 Wiggy
作曲 Wiggy
編曲 三谷秀甫
リリース 2020-02-05

TV アニメ『SHOW BY ROCK!! ましゅまれいっしゅ!!』ED 主題歌。

この曲は本当にたくさんの方が 10 選の一曲として挙げていて印象的でした。

「キミのラプソディー」という曲名を一番頭から回収し、そこから最初から最後までノレる隙のない展開になっていて素晴らしいです。

0:07-, 0:22-, 0:36-, 0:51-
半音下降がふんだんに取り入れられていて耳が幸せ。

0:30- 「もうちょっとあとちょっと キミに近づきたいな 秒速五センチ」
切ないメロディに甘酸っぱい歌詞が載っていて、思わずトキメいちゃいます。

僕は横乗りのダンステイストなバンドサウンドが大好物です。バンドで挙げるなら Shiggy Jr. でしょうか。近いジャンルをもっとディグってみたいです。

2. Edel Lilie

タイトル Edel Lilie
アーティスト 一柳隊
作詞 安藤紗々
作曲 俊龍
編曲 秋月須清
リリース 2020-09-03

TV アニメ『アサルトリリィ BOUQUET』OP 主題歌。

凜々しい強さを余すところなく表現した一曲。

まるで炎のようなサウンドに心を揺さぶられます。「俊龍さんの曲らしさ」を感じる勢いのある煌びやかなシンセサウンドも顔を出しつつ、曲全体を包み込むような骨太で情動的なストリングスアレンジが音に凄まじい厚みを与えています。この圧倒的熱量の編曲を施した秋月須清さん、UNISON SQUARE GARDEN の「春が来てぼくら」のストリングスアレンジも担当されています。

0:17- 「遠ざけても遠ざけても」
0:57- 「心は燃えて燃えて熱くなるの」
同じ言葉を繰り返すことで力強さが効果的に表現されています。

0:20- 「惹き合う運命(さだめ)に 命を燻らせ」
「命を燻らせる」、なんて粋な表現なんでしょう。

2020 年に大活躍した作詞家である安藤紗々さんの詞、すごくカッコよくて惚れ惚れしますね。

3. Breeze in the Sun

タイトル Breeze in the Sun
アーティスト Sputrip
作詞 エドボル
作曲 吉田哲人
編曲 吉田哲人・長谷泰宏(ユメトコスメ)
リリース 2020-11-18

シティポップ系 Vtuber アイドル Sputrip のデビュー曲。

シティポップのお洒落サウンドに可愛い歌声を載せるのは人類が誇る天才的な発明です。

出だしからベースの音がデカくて最高な気分になれます。ビッグバンド編成が良い味出してますね。

底抜けにポップなメロディが物凄く好みです。

1:37- 「声届け向かいあたえら」
高音が気持ちいい。

今後も彼女たちの活動に期待したいです。

4. Brand new!

タイトル Brand new!
アーティスト 辻野あかり (CV: 梅澤めぐ), 砂塚あきら (CV: 富田美憂), 桐生つかさ (CV: 河瀬茉希)
作詞 烏屋茶房
作曲 烏屋茶房、篠崎あやと、橘亮祐
編曲 篠崎あやと、橘亮祐
リリース 2020-12-02

※サブスク配信なし(iTunes Store での販売あり)

アイドルマスター シンデレラガールズ」より。

自然と身体が動いてしまう軽快なダンスミュージックです。2019 年に加入したフレッシュな 3 人のアイドルにピッタリじゃないでしょうか。

0:08-, 1:04-
ビルドアップにより人間は無条件に気分がアガることが知られています。

0:20-, 0:22-, 0:34-, 0:48-, 1:17-, 1:46-
半音下降。良いダンスミュージックと半音下降はとっても仲良しですね。

歌詞を見ると「#ここから飛び乗れ」「#七色 #最先端 #街中を巻き込んで」というように、フレーズが Twitterハッシュタグのように表現されている点も「Brand new!」な新鮮さを感じさせる素敵な表現方法です。

5. 変身前夜

タイトル 変身前夜
アーティスト えなこ
作詞 hotaru
作曲 kanadeYUK
編曲 kanadeYUK
リリース 2020-12-16

女性コスプレイヤーえなこさんのアーティストデビューミニアルバム『ドレス・レ・コード』より。

お洒落を体現したようなビッグバンドサウンド。出だしから既に最高にお洒落です。「洒落た夜」のイメージが色濃く出ていると思います。

『ドレス・レ・コード』に入ってる曲は粒揃いでどれも本当にオススメです。

6. Visual Vampire

タイトル Visual Vampire
アーティスト 田所あずさ
作詞 大木貢祐
作曲 堀江晶太
編曲 堀江晶太
リリース 2020-11-11

田所あずささん 11th シングル「ヤサシイセカイ」のカップリング曲。

ダンスなバンドミュージック、やっぱり好きです。

この曲は派手さこそないものの、音数が少なくてもしっかりノレる構成になっています。ベースラインの良さがなせる業でしょう。ドロップもシンプルだけど気持ちよく仕上がっていて素晴らしいです。

7. 空色の地図

タイトル 空色の地図
アーティスト サクタスケ
作詞 ヨシダタクミ
作曲 ヨシダタクミ
編曲 中島生也 (monoralism)
リリース 2020-08-19

TV アニメ『ACTORS -Songs Connection-』のミニアルバム『ライブアダイバー』より。

バンドサウンドのバラード曲。

メロディが物凄く良いです。サビの「恋のうた あの空へ 君に届くようにと」という部分が本当に伸びやかで気持ちいい。

サウンドはあくまでシンプルにして、奇をてらったことはせずにドストレートに良いメロディをぶつけにくるの最高です。

8. NEO SKY, NEO MAP!

タイトル NEO SKY, NEO MAP!
アーティスト 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
作詞 畑 亜貴
作曲 小高光太郎UiNA
編曲 小高光太郎、谷 ナオキ
リリース 2020-11-04

TV アニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』ED 主題歌。

未来への期待を歌った素敵な一曲。

ブラスとストリングスの音色がすごく明るくてキラキラしています。ポップスらしさを感じさせる好みのオーケストレーションです。

2番になるとサビ前ブレイクやサンプリング音声を活用した変則的な展開も施されていて、遊び心に満ちていますね。

9. sister

タイトル sister
アーティスト 石川由依ヴァイオレット・エヴァーガーデン
作詞 結城アイラ
作曲 俊龍
編曲 下川佳代
リリース 2020-10-21

TV アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のイメージソングアルバム『Letters and Doll 〜Looking back on the memories of Violet Evergarden〜』より。

メロディがめちゃくちゃ強いバラードです。俊龍さんはいわゆる「俊龍節」で形容されるような独特なメロディ感覚が魅力だと思っていましたが、このような王道のバラードを書かせても一級品で驚くばかりです。

B メロからサビの入りまでの展開が超エモい。

そしてサビの「優しく優しく包まれてました」という部分、本当に曲全体が聴き手を包み込んでくれるような暖かさに満ち溢れています。

2020 年の私的ベストバラードです。

10. Glow Map

タイトル Glow Map
アーティスト 765 MILLION ALLSTARS
作詞 原田 篤 (Arte Refact)
作曲 半田 翼
編曲 半田 翼
リリース 2020-07-15

※サブスク配信なし(iTunes Store での販売あり)

ゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』(通称ミリシタ)3 周年楽曲。

この曲の登場は衝撃的でした。「ミリシタ周年曲、今年はどうなるんだろう」と発表前からワクワクしていましたが、蓋を開けてみたら期待を何重にも超えてとんでもない楽曲が飛び出してきたものだと。

先人のエッセンスを良いとこ取りしたようなサウンドと綺麗な展開に惚れ惚れします。強いて言えば映画音楽チック、なのでしょうか。うまい表現が浮かびません。

0:33- 「So far away 手を伸ばせば」
ストリングスのリズムが往年の映画音楽っぽくて好きです。

0:49- 「待っててね 夢を超えた夢」
ズバッと上に短三度転調します。アイマスの全体曲らしさを感じます。

2 番ではウワモノのストリングスがとてもよく動いていて気持ちいいです。

作編曲を担当された半田翼さんはなんと 2019 年作家デビュー。大型新人とは正にこのことを言うのでしょう。末恐ろしいです。

おわりに

以下、所感です。

10選、枠がカツカツすぎる

枠があまりにもカツカツすぎて、大晦日まで曲を絞り込めずに悩んでいました。「世の中には良い曲が多すぎる」という嬉しい悲鳴です。「愛ゆえに時には残酷になる必要もある」という問題、本当に難しいですね。

この問題のアンチテーゼのように登場した、僕の親愛なるフォロワーであるど~でんさんが公開された「100 選」なる意欲作には驚きました。これくらいの情熱を持って執筆したいものです。

dodensei.hatenablog.com

ブログ記事、書き続けたい

前回のブログ更新から一年も空いちゃいました。書こうとは思っていても全然筆が進まない、そんな日々を送ってきました。

僕自身のことを話すと、音楽は理論も分からなければ背景知識も知らない上、執筆力も高くありません。それが負い目で「文章化するのが怖い」という思いがありました。

しかし、僕が Twitter で日頃お世話になっている「楽曲を愛する多くの方々」の音楽に向き合う姿勢に心を打たれ、どんなに格好がつかなくても絶えず表現をしつづけていきたいと思えるようになりました。

2021 年こそは定期的にブログを更新したいです。理想は良曲に出会ったらすぐに記事で紹介することですね。1曲1曲に真剣に向き合って、自分なりの言葉で魅力を伝えられるようになりたいです。

では皆さん、良いお年を。